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顔面神経麻痺に対する低周波療法について

最近では、家電量販店でも家庭用の低周波治療器具が販売されています。一般的には、整形外科や整骨院、鍼灸院において、様々な疼痛などの治療として低周波治療を行うことがあります。
低周波による神経筋刺激は、肩こりや腰痛、足の捻挫、腱鞘炎、五十肩など四肢体幹(手足と胴体)の筋肉に対して、筋収縮を起こすことで骨格筋の神経再生を促進させる治療法として有効とされています。
低周波以外に、骨格筋の神経再生を促進させる治療法として、強力な随意運動(自分で意識して筋肉を動かすこと)があります。
しかし、ENoG値 < 40% {または40点法(柳原法)で発症4週間で10/40 点以下} の顔面神経麻痺に対して低周波や強力な随意運動をおこなうことは、粗大で強力な筋収縮を誘発するために神経断裂繊維の迷入再生も促進してしまい、病的共同運動の原因になってしまいます。さらに、顔面神経核の興奮性亢進をいっそう促進して筋短縮による顔面拘縮を助長してしまいます。
  顔面神経麻痺の神経変性:迷入再生


もともと、人間は、まぶただけみても生理現象の一つとして、1分に10回以上、1日にすると10000回以上まばたきをしています。
そのため、何もしなくても1日中まぶたを酷使しているため、一生懸命顔を動かす練習をすることは麻痺を悪化させることにつながります。
また、顔面神経麻痺の予後診断法として最も正確な検査法であるENoG(電気生理学的検査)であっても、障害された神経を生検しているわけではないことから、当院では、ENoG値 < 40% {または40点法(柳原法)で発症4週間で10/40 点以下}より評価が高くても、麻痺(表情筋)に対して低周波治療は行わないようにしています。それは、顔面神経麻痺以外の病気、症状に対しても、低周波治療より、鍼灸治療の方が効果的だからです。



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