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妊娠中の水疱瘡(水ぼうそう)

■妊娠中の水疱瘡(水ぼうそう)

妊娠中に水疱瘡(水ぼうそう)にかかるのは良くないと聞いたことはありませんか?
水疱瘡(水ぼうそう)は、水痘ウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス:VZV)による、非常に感染力の強い病気です。同じ部屋にいるだけで軽度の接触とみなされる空気、飛沫感染するウイルスです。
この病気は発熱とほぼ同時に赤い米粒大の発疹が出て、やがて一粒一粒、水疱に変わり、かゆみが出てくるのが特徴です。ほとんどの人は9歳くらいまでの間にかかり、抗体(免疫)ができるため、それ以降はかからないとされています。

水疱瘡(水ぼうそう)が治るまでの変化は、2週間の潜伏期間のあと、発疹が1つ2つ現れ、半日〜1日で全身に発疹がひろがります。発疹は、かゆみをともなう水疱に変わり、1〜2日で膿疱に変化、それから3〜4日で乾いた黒いかさぶたへと変化します。
うつり易い時期は、発疹が出る2日前から全部かさぶたに変わるまでの間です。
水疱のなかにも水痘ウイルスは充満しているため、水疱をつぶさない、他人が触らないよう注意が必要です。

ではなぜ妊娠中に水疱瘡(水ぼうそう)にかかってはいけないのか、それは、お母さんにもお腹の赤ちゃんにも重大な影響が出る可能性があるからです。
妊娠中にお母さんが水疱瘡にかかると、不妊時(妊娠していない時)と比べ、重症化しやすく、妊娠末期では肺炎の合併症があがり、2〜35%の死亡率があるといわれています。また、水疱瘡に感染することで流早産につながる可能性が出てきます。

■胎児と水疱瘡(水ぼうそう)

妊娠中にお母さんが水疱瘡(水ぼうそう)にかかると、胎児へ垂直感染(経胎盤感染)します。
妊娠中のお母さんが12週(4ヶ月)までの妊娠初期に水ぼうそうにかかると、赤ちゃんの脳や皮ふ、四肢(手足)に障害が出る先天性水痘症候群となる可能性が3〜4%出るといわれています。
分娩5日前〜出生2日目までにお母さんに水疱瘡(水ぼうそう)の発疹が出る周産期水痘では、、水痘感染した母体内に抗体(免疫)が出来ておらず、赤ちゃんはウイルスのみを保有してしまうため、約2割の確率で亡くなってしまうという危険性があります。

※妊娠初期:1〜4ヶ月(0〜15週)、妊娠中期:5〜7ヶ月(16〜27週)、妊娠後期:8ヶ月〜10ヶ月(28〜40週)
※周産期:妊娠22週〜出生後7日未満
※先天性水痘症候群の症状:低体重出生、四肢形成不全、皮ふ瘢痕、部分的筋肉萎縮、脳炎、水頭症、白内障など


■妊娠中の水疱瘡(水ぼうそう)の取り扱いについて

・水痘感染した経験がなく、水痘ワクチン接種の経験もない妊婦さんは、水痘感染者との接触を避ける
・妊婦さんは水痘ワクチン接種はおこなわない
・水痘感染経験がない、もしくは水痘ワクチン接種の経験がない妊婦さんが、過去2週間以内に水痘感染者と濃厚接触(顔を5分以上合わせる、同室に60分以上一緒にいるなど)した場合は、予防的にガンマグロブリンの注射をおこなう(保険適応外)
・水痘感染を認めた妊婦さんは、母体重症化を予防する目的にアシクロビル(抗ウイルス薬)を使用する。
・母親が分娩5日前〜出産2日目の期間に水疱瘡(水ぼうそう)が発症した場合、母親にはアシクロビル(抗ウイルス薬)を使用、新生児へガンマグロブリンの注射、その他の家族(子供)にはアシクロビル(抗ウイルス薬)を使用する。
・・・産婦人科診療ガイドライン参照



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