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胃の痛み

■胃の痛みに効くツボ
胃の痛みと言っても、食べ過ぎや冷え、胃炎、胃潰瘍など症状があらわれる原因は多々あります。基本的には胃の動きが正常に働くように整えてあげることが望ましいです。

胃の痛みには「中かん(ちゅうかん)」のツボがよく効きます。
中かんは、胃の募穴(ぼけつ)と呼ばれ、ぜんそくでご紹介した肺兪のような兪穴(ゆけつ)とは表裏の関係にあります。病は兪穴から侵入し、募穴に集まるとされています。胃の症状の場合は、胃の兪穴から侵入した病が、胃の募穴である中かんに集まるため、中かんを刺激することで、直接胃に作用してくれます。

■中かんの探し方
へその上4寸(みぞおちとへそを結んだ線の真ん中)にあります。

胃の痛みに効くツボ:膝眼(しつがん)

■お灸で美しくなる:症状別ガイドブック

肘の痛み

■肘の痛みに効くツボ
肘の痛みテニス肘、ゴルフ肘、野球肘は、特にテニスやゴルフをしている方がなりやすい病気で、テニス肘、ゴルフ肘、野球肘と呼ばれることが多く、肘の外側の周りに痛みが出ます。
正式名称は「上腕骨外側上顆炎」と呼びます。主に、肘の骨近辺にある短橈側手根伸筋という筋肉に炎症を起こすことが多いです。


肘の痛みに効果的なツボとしては「曲池(きょくち)」があります。
曲池は、熱などの炎症を鎮める作用があると共に、損傷した筋肉のつけ根にあるツボであることから、二重の治療効果が望めます。
このツボを、押しながら首を動かしてみてください。
また、補助的に肩井など、肩こり頭痛で使用するツボを追加すると効果的です。


■曲池の探し方
肘を曲げた時にできる外側のシワの端にあります。

肘の痛みテニス肘に効くツボ:曲池(きょくち)

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寝違え

■寝違えに効くツボ
寝違えは、朝、目が覚めたら首が縦にも横にも動かせなく、動かそうとすると激痛が走る状態にあります。
寝違えは、首の関節や筋肉に、疲労が蓄積したり、精神的ストレスが強い場合などに起こりやすくなります。
解剖学的には、寝違えの原因は、首から脇にかけて伸びている腋下神経(えきかしんけい)が、寝ている間に圧迫されてしまったからだといわれています。


寝違えのツボとして有名なものに「後谿(こうけい)」があります。

このツボを、押しながら首を動かしてみてください。
また、補助的に肩井など、肩こり頭痛で使用するツボを追加すると効果的です。


■後谿の探し方
手の小指を曲げた時にできるシワの端にあります。

ストレス・寝違えに効くツボ:後谿(こうけい)

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ストレス・不眠

■ストレス・不眠に効くツボ
寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めてしまう、朝、目が覚めてもスッキリしないなど、睡眠に対する悩みは年々増加しています。睡眠の質が悪いと欝(うつ)や体調不良の原因となるだけでなく、大きな病気やケガを引き起こすこともあります。十分な質のいい睡眠をとるためには、昼間活発に働いた脳を、寝るときには落ち着かせてあげなければなりません。


精神的ストレス、不眠に対するツボには「労宮(ろうきゅう)」があります。
労宮は、疲労が集まるところ、ツボでもあり、刺激することで全身の血液循環を調節し、ストレス等で乱れた自律神経のバランスを整え、心地よい睡眠が出来るようにしてくれます。


■労宮の探し方
手のひら、中指と薬指を曲げて、両方の指先が手のひらに当たるところの間にあります。

ストレス・不眠に効くツボ:労宮(ろうきゅう)

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ものもらい

■ものもらいに効くツボ
ものもらいは、まぶたが炎症を起こし、化膿してしまう病気です。眼精疲労が進み、血液循環が悪いと、まぶたも乾燥し、無防備な状態になります。このような時、皮ふは細菌感染しやすく、ものもらいとして症状が現れます。
ストレスや疲れがたまっている時、夏の熱い時期、熱くて寝不足になり体力、抵抗力ともに落ちてくるときに現れやすい症状です。


ものもらいのツボには「二間(じかん)」があります。
二間は、ものもらいの特効穴(特によく効くツボ)として知られており、ここにお灸をするだけで直後より赤みが薄らいできて、抗生物質を使わなくても、切開しなくても改善していきます。


■二間の探し方
人差し指の付け根の関節の指先側、へこんだところにあります。

ものもらいに効くツボ:二間(じかん)

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つわり

■つわりに効くツボ
つわりは妊娠4〜16週頃に悪心(気持ち悪い)、嘔吐、唾液があふれてくるなどの症状があらわれるものです。


つわりに対して有効なツボは「内関(ないかん)」があります。
内関は、めまい、ストレス、乗り物酔いにも使用するツボで、気持ち悪さやつわりの症状がいつまで続くのか不安になっている時に使用するといいでしょう。


■内関の探し方
手のひら、手首のシワの真ん中より上2寸(指3本分上)にあります。

つわりに効くツボ:内関(ないかん)

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二日酔い

■二日酔いに効くツボ
お酒を飲み過ぎた翌日に、頭痛や吐き気、ノドの渇きを経験する方は少なくないでしょう。二日酔いは、アルコールの利尿作用によって体を脱水状態へ導き、アルコールの分解過程でアセトアルデヒドという物質に変化して様々な症状をもたらします。


二日酔いに効果のあるツボは「築賓(ちくひん)」があります。
築賓は、解毒作用があり、薬物毒や体内毒などにも効果のある二日酔いにはうってつけのツボです。
飲み過ぎは肉体的疲労だけでなく、精神的にも落ち込む原因になることがあります。飲酒はほどほどにしてほしいですが、いざという時はお灸で早く元気な体を取り戻してください。


■築賓の探し方
太谿の上5寸、ふくらはぎの内側にあるふくらみの前側にあります。太谿は、内くるぶしの最も尖ったところの高さで、アキレス腱の間にあるへこんだところ、動脈拍動部にあります。

二日酔いに効くツボ:築賓(ちくひん)

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口臭

■口臭に効くツボ
東洋医学の考え方で、口臭は、普段から辛い物や味の濃いものを食べていると、体に余分な熱が溜まり、その熱が口から熱く腐敗した匂いとして放つもの、食が細くて胃腸の動きが悪くなり、食べ物が消化しないで停滞し、酸っぱい腐った口臭になるもの、普段から咳や痰を出していて、肺の症状がある場合に生臭い口臭として放つものなどがあります。
食べ過ぎの方は口が渇いたり、歯茎が腫れていたり、冷たいものを飲みたがる傾向にあります。
食が細い方は、腹部膨満感があったり、食欲が出ないという症状が現れやすいです。

口臭に効果のあるツボとしては「内庭(ないてい)」があります。
体の中にこもっている熱を下げてくれる働きがあり、内庭は胃の中に溜まった熱をさげるのに優れているツボです。


■内庭の探し方
足の甲、足の人差し指の付け根のすぐ前、外側にあります。

口臭に効くツボ:内庭(ないてい)

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花粉症

■花粉症に効くツボ
花粉症はアレルギーの一種で、春先のスギ、ゴールデンウィーク頃まで続くヒノキ、秋にはヨモギやブタクサ、セイタカアワダチソウなどが原因となります。また、花粉症がある人は、ハウスダストにも反応しやすくなり、秋は、乾燥と同時に、夏に繁殖したダニの死骸にも反応します。アレルギー体質をお持ちの方は、症状が出始める前からの治療を心がけていきましょう。
花粉症に効果のあるツボは「孔最(こうさい)」です。
孔最は、最も孔(穴)のあいている部分という意味があり、鼻などの呼吸器を通してくれる効果があります。また、肺の経絡に属していて、症状が出始めたときや、ひどいときによく効くツボです。孔最を刺激することで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が落ち着きやすくなります。


■孔最の探し方
手のひら側、親指の付け根で、手首のシワから肘に向かって7寸のところにあります。

花粉症に効くツボ:孔最(こうさい)

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風邪

■風邪に効くツボ
風邪は風の邪と書かれるように、風という邪気が体に侵入することで、痰や熱などの症状があらわれます。
風邪の予防や治療には「大椎(だいつい)」というツボが効果的です。
大椎は大きな椎骨(背骨)の下にあるツボという意味を示します。このツボは、陰陽各6本ずつある経絡のうち、陽に分類される6本すべての経絡の交差点になっており、陽経すべての経絡を統括する働きもあります。風邪の症状では、解熱作用のある重要なツボです。


■大椎の探し方
第7頚椎と第1胸椎の間、頭を前に倒し、一番高く出っ張る背骨のすぐ下のへこんだところにあります。

風邪に効くツボ:大椎(だいつい)

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膀胱炎

■膀胱炎に効くツボ
昼間に何回もトイレに行く、残尿感がある、夜寝ている時も尿意があり、何回も起きてしまう。咳をしたり笑ったり、重たい物を持つときに尿が漏れてしまう。そんな尿に関係する症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか?
男性の場合は前立腺炎や前立腺肥大、女性は過活動性膀胱や神経因性膀胱、出産経験、加齢による骨盤底筋や靭帯のゆるみなど、原因は多々あります。男性に比べ、女性の尿道は半分以下の長さしかないため、女性に症状が多くみられる傾向にあります。
膀胱炎には「関元(かんげん)」というツボが効果的です。
関元は婦人科、泌尿器系のトラブルに万能のツボです。関元をお灸で温めることで、子宮、膀胱など骨盤内にある臓器に対して機能回復が期待できます。
冬の時期や、夏にクーラーをよく使い冷える方は積極的に温めてください。


■関元の探し方
へその下3寸(指4本分)のところです。

膀胱炎に効くツボ:関元(かんげん)

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下痢

■下痢に効くツボ
下痢の原因には、胃腸虚弱、暴飲暴食、食あたり、ストレスなどがあります。
下痢は、大腸で水分が吸収されないまま排泄される状態にあります。そのため、水分コントロールが正常に働くよう促してあげる必要があります。
下痢には「天枢(てんすう)」というツボが効果的です。
天枢は、便秘にも使われる腸の働きを活性化させてくれるツボです。便秘の時は便通を促し、下痢の時は正常な便になるよう整えてくれる効果的なツボです。


■天枢の探し方
大横の内側、へその外2寸(指3本分)にあります。

下痢に効くツボ:天枢(てんすう)

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便秘

■便秘に効くツボ
便秘は女性の天敵、ダイエット中に便が溜まってしまったり、生理周期によって排便リズムが乱れてしまったり不安定になりがちです。また、最近では、子供や男性にも便秘体質の方が増加傾向にあります。便は、体にとって不要なものを排泄するためにあります。そのため、便秘になってもいいことはありません。
便秘の原因は様々ですが、腸が動いていないことには変わりありません。ツボを刺激することで、腸を正常な状態にして、活性化させてあげましょう。
便秘には「大横(だいおう)」というツボが効果的です。
大横は、ちょうど大腸の曲がり角付近にある便秘のツボになります。


■大横の探し方
へその外3寸5分のところにあります。

便秘に効くツボ:大横(だいおう)

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生理痛

■生理痛に効くツボ
生理痛は下腹部や腰の痛みが起こります。人によっては毎月鎮痛剤を飲まないと耐えられないくらい苦しみ、体調や精神的にも不安定となります。鎮痛剤の長期服用は、体の抵抗力を落とし、体を冷やして血液循環を悪化させるため、さらなる生理痛、生理不順、そして不妊など、他の症状をもたらすことにつながります。その点、ツボにお灸をすることは副作用もなく、即効性があります。定期的にお灸をして鎮痛剤からサヨナラしましょう。
生理痛に効果のあるツボには「三陰交(さんいんこう)」というツボがあります。
三陰交は、「女性の三里」と呼ばれ、女性にとって重要なツボの一つです。三陰交にお灸をすることで、子宮や卵巣の機能が働くようになり、女性ホルモンのバランスが整います。生理痛でお悩みの方は、生理前にお灸をして下さい。


■三陰交の探し方
内くるぶしの上3寸(指4本分)、スネの骨の際にあります。

生理痛に効くツボ:三陰交(さんいんこう)

■お灸で美しくなる:症状別ガイドブック

腰の痛み

■腰の痛みに効くツボ
腰痛には、筋肉疲労による筋性腰痛、椎間板(軟骨)の突出による腰椎椎間板ヘルニア、骨の変形による変形性腰椎症、腰部脊柱管狭窄症、生理や便秘、排尿障害などの腹圧上昇によるものなど様々です。
しかし最近では、腰痛の8割が原因不明という統計も公表されているくらいです。
原因不明の腰痛でも、ツボにお灸をするだけで症状の改善は可能となります。
※全身性の発熱、おしっこが出ないなど腰痛以外の症状がある場合は、一度、レントゲンや血液検査などが必要となることがありますので、注意してください。
自分では手が届かない場所ですが、誰かにお灸をしてもらえるのでしたら「大腸兪(だいちょうゆ)」というツボがあります。
大腸兪は、腰の筋肉の付け根にあたる部分にあります。また、名前にある通り、大腸に関係するツボでもあり、腰痛だけでなく便秘にも効果のあるツボです。


■大腸兪の探し方の探し方
第4,5腰椎の外1.5寸にあります。両方の骨盤の一番高いところを結んだ線上にあります。この線はヤコビー線といわれ、もともと、腰椎穿刺や腰椎麻酔(下半身麻酔)を安全におこなうための基準になっています。

腰の痛みに効くツボ:大腸兪(だいちょうゆ)

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膝の痛み

■膝の痛みに効くツボ
膝の痛みで最も多いのは年齢と共に現れる変形性の膝関節症であり、3大症状の1つです。膝の痛みは、加齢による骨・軟骨の変形からくるものや、変形が背景にあり、立ち上がる動作や振り向くような動作によって、不安定になった膝の関節が捻挫を引き起こすことがあります。
また、年齢が若い人でも、以前に膝をくじいた(ねんざした)経験がある方は、同じような症状があらわれることもあります。
膝の痛みには「膝眼(しつがん)」というツボがいいでしょう。
膝眼には、内側にある内膝眼と、外側にある外膝眼があります。膝眼は、膝のお皿の下で、膝の軟骨である半月板もある場所です。膝の痛み全般に効くツボです。


■膝眼の探し方
膝のお皿の下、膝を曲げると出てくる内側と外側のくぼみにあります。

膝の痛みに効くツボ:膝眼(しつがん)

■お灸で美しくなる:症状別ガイドブック

足の疲れ

■足の疲れに効くツボ
立ち仕事が多く、足の疲れが続いている人、それとは反対に1日中座り仕事で足を使うことがなく、夕方になると、足が重だるくなってしまう人、そんな症状をお持ちの人は少なくないと思います。この症状を放っておくと、起立性低血圧(立ちくらみ)が起こったり、静脈瘤の痛みが強く出てきたり、こむら返りのように足がつってしまったり、冷え症、むくみ、下半身太り、セルライトの原因になったりといいことはありません。 足は、第二の心臓と呼ばれるほど、体にとって影響を及ぼす場所でもあります。普段から足の疲れを取り、健康な体を維持しましょう。
足の疲れには「足三里(あしさんり)」のツボがよく効きます。
足三里は、胃腸に関係するツボでもありますが、足首からつま先を手前に引き上げる筋肉に位置するツボでもあります。疲れがたまってくると、この筋肉が機能しなくなり、つまずきやすくなってしまいます。また、足が重だるくなったり、むくんできます。足三里を刺激することで、このような症状を解消してくれます。

■足三里の探し方
膝を直角に曲げ、手の親指と人差し指の間を広げ膝のお皿の上端に親指をあてます。下に向かって伸ばした指のうち、中指の先が当たるところに足三里があります。

足の疲れに効くツボ:足三里(あしさんり)

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肩こり

■肩こりに効くツボ
肩こりは、鍼灸院へ来院される患者さんが訴える3大症状(肩こり・腰痛・膝痛)のうちの1つです。
肩こりの原因は、長時間同じ姿勢や動作を続けることで、首から肩にかけての筋肉が緊張し、血液循環が悪くなることにあります。また、貧血や低血圧、高血圧、女性ホルモンのバランスの乱れ、精神的ストレス、うつなどの症状により悪化するケースも少なくありません。
本来、人間の頭は、ボーリングの玉くらいの重さになります。これだけ重い頭を、一日中支えている首は、負担がかかって当然ではないでしょうか。
肩こりを改善させるおすすめのツボは、「肩井(けんせい)」というツボです。
肩井は、肩こりの症状が最も現れやすい場所に位置します。凝っている部分に直接お灸をすることで症状が改善されます。また、肩井(肩)は、首を支え、肩甲骨から手を吊り下げている場所にあります。

■肩井の探し方
手を反対側の肩にあて、肩の真ん中のあたりをさわるとへこんだところにあります。肩が凝っている人はすぐに手がいくところです。

※東洋医学では、肩井は、内臓を吊り下げていると考えています。そのため、肩こりをお持ちの方は、便秘やその他の内臓疾患をお持ちの方が少なくありません。肩井を刺激することで、内臓の機能が活発となり、充実した生活を送れるようになります。(妊婦さんが肩井に刺激をするときは鍼灸師の指導が必要です)

肩こりに効くツボ:肩井(けんせい)



頭痛

■頭痛のツボ

頭痛は、頭、首、肩の筋肉の緊張から起こる緊張型頭痛がほとんどです。また、筋緊張を誘発する原因として、頭の使い過ぎ、目の疲れが多くみられます。パソコンなど、デスクワークが増えたことにより起こる現代病の1つではないでしょうか。
一方、緊張型頭痛以外にも、片頭痛という症状もあります。片頭痛は主に、片方の頭が脈を打つように痛み、吐き気やおう吐を伴います。また、光や音を過剰に感じてしまい、体を動かしたり、温めると悪化する特徴があります。
片頭痛は、脳を包んでいる膜(髄膜)の血管が拡張し、三叉神経(さんさしんけい)を圧迫することで起こるといわれています。
日本頭痛学会では、緊張型頭痛、片頭痛共に、鍼灸治療を非薬物療法として推奨しています。
頭痛を改善させるには、まず頭部への血流循環が正常に戻るよう促してあげなければなりません。側頭部が痛いときには「足臨泣(あしりんきゅう)」というツボがあります。
足臨泣は、側頭部につながる経絡上に存在し、側頭部が痛み始めたときに効果があります。耳の三半規管の症状が原因でめまいが起こる時にも使用されるツボです。


■足臨泣の探し方 足の甲、小指と薬指の間で、付け根より足首側にあるへこんだところにあります。

頭痛に効くツボ足臨泣(あしりんきゅう)


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五十肩

■五十肩に効くツボ
五十肩は、四十肩とも呼ばれますが、どちらも「40代、50代に多く発症しやすい」ことからついた俗称です。正式には、肩関節周囲炎といわれています。この肩関節周囲炎も総称であり、激痛が走る石灰沈着性のものや、肘を曲げ、力こぶをつくった時に出る筋肉のひとつである、上腕二頭筋長頭腱の炎症、腱板炎、滑液包炎など多数あります。
五十肩を発症すると、手が挙がらなくなったり、夜中に痛みで目が覚めてしまったり、痛みで眠れなくなってしまったりします。症状がひどい人は、症状が出ている方の腕を支えていないと痛みに耐えられないくらいです。五十肩の原因は、肩関節を支えている筋肉や靭帯(じんたい)が加齢と共に硬くなり、圧迫されて徐々に薄くなります。そして、薄くなることで血行障害が起きて、炎症が起きやすくなるのです。若いときに肩を痛めた経験のある方は、この古傷が引き金となり、五十肩になりやすいともいえます。
五十肩の治療には、「肩ぐう(けんぐう)」のツボが効果的です。
肩ぐうは、肩関節にあるツボで、直接患部の治療をすることができます。
いずれにせよ、五十肩は半年、一年と症状が続きやすいものです。お灸をすることによって、症状の回復を早めてくれます。症状がある人は、毎日寝る前に一回のお灸と、動かせる範囲で構わないので軽く肩を回すことを心がけてください。

■肩ぐうの探し方
手を挙げた時にできる肩関節の前のへこんだところにあります。

五十肩に効くツボ:肩ぐう(けんぐう)

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眼精疲労

■眼精疲労・ドライアイに効くツボ
近年、パソコンや携帯電話などの普及によって、仕事でもプライベートでも、眼精疲労やドライアイに悩む人が急増しています。目の症状には、物がかすんで見えたり、焦点が合いにくくなったり、目の奥が痛くなったり、目が乾く、いわゆるドライアイの症状があります。また、眼精疲労から肩こりや頭痛を誘発・増悪させる原因にもなりますので、早めの対処が必要となります。
眼精疲労に効果のあるツボは、「合谷(ごうこく)」があります。
合谷は、東洋医学では、「面目の合谷」と呼ばれるほど顔面部に効果があるツボと考えられています。手にある合谷のツボを刺激することで目に関係する血流循環が改善され眼精疲労やドライアイなどの症状に効果をもたらす東洋医学独特の治療法です。

■合谷の探し方
手の甲、親指と人差し指の付け根、下のへこんだところ、人差し指側にあります。

眼精疲労・ドライアイに効くツボ:合谷(ごうこく)

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