黄斑変性症は加齢にともなって起こる病気なので、壮年から高齢の方に多いです。 特に75歳以上の方の30%程度が黄斑変性症になっているといわれています。
男女比を見ると男性の方が3倍かかりやすいと言われていますが、その背景には喫煙も原因の一つとしてあげられているからだと思います。
字が読みづらくなったり、どちらか片目を閉じた時に視野の真ん中に黒いものが見えたり、ゆがんで見えるときには注意が必要です。 黄斑変性症には滲出型(しんしゅつがた)と萎縮型(いしゅくがた)の2種類があります。
滲出型は網膜に薄くてもろい新生血管ができて出血するために進行が早く、急速に視力が落ちて失明することもあります。 萎縮型は黄斑の細胞が老化することで起こるため、進行は比較的ゆっくり進みます。
病院での治療においては、まず黄斑変性症は眼底検査といって目薬で瞳孔を開いて、網膜の様子をみてから診断をします。 その後、お薬(飲み薬や点眼薬)やレーザー治療などで視力の維持を行います。
鍼灸治療では目だけという観点ではなく、肩や背中あるいは手足にある目に関係するツボに鍼(はり)や灸をして、目はもちろん全身的な血行の改善を行います。
視力改善には目の周囲のツボに治療をしますが、原因が加齢や生活習慣によるこの病気においては目だけ治療していても回復は難しいので、手足や背中などにも治療を行います。