鍼灸の逆子治療は、主にお母さんの足首にあるお腹を柔らかくする「三陰交(さんいんこう)」というツボや、足先にあり、お灸をすると赤ちゃんが動く「至陰(しいん)」というツボを使います。
お腹を触って赤ちゃんの頭や足などの位置を確認することはありますが、赤ちゃんに直接鍼をすることはありませんので、ご安心ください。
妊婦さんは、動くとお腹が張ります。そのため、状態、体操の方法によっては逆子体操をしてもお腹が張ってかえって苦しくなってしまいます。
さらには、母体のお腹が張ると赤ちゃんにとっても窮屈な状態といえます。
鍼灸治療の場合、お母さんの状態に合わせて無理なく逆子を正しい状態に戻るよう促すことができます。また、治療中も無理な体勢をとらずにリラックスできます。
鍼灸治療はお母さんにとっても赤ちゃんにとっても効果的な治療法です。
残念ながら、逆子になる原因は未だ明らかになっていません。
へその緒の長さ、母体の体温、赤ちゃんの大きさ、胎盤の位置など、様々な視点から逆子になる原因をつきとめようと専門家が研究しているところです。
だいたいの目安で言うと、7ヶ月で95%、8ヶ月で90%、9ヶ月で80%、10ヶ月で74%といったところです。
また逆子の治療には、母体が冷えていたり、お腹の張りが強いかどうかも深く関わっています。
加えて、赤ちゃんが大きくなるとだんだんお腹の中で動けるスペースがなくなるため、治療が難しくなります。
逆子とわかったら早めに治療し、安心して出産を迎えましょう!
羊水が多めだと赤ちゃんが動きやすいので、逆子治療で頭が下になってもまた元に戻ってしまうことがあります。
そのため鍼灸治療では逆子が治っても、逆子にならないように子宮をいい状態で維持させること、そして安全に、健康に出産することが可能となり、大切なことです。
反対に、羊水が少なめだと赤ちゃんが動きにくいので、治療に時間がかかることがあります。
しかし、他にも気になる症状(子宮筋腫がある、胎盤の位置が子宮口に近いなど)がなければ3〜5回くらいで治ることが多いです。
前述の矯正率とそう大差はありません。
妊娠7ヶ月 (妊娠24週~妊娠27週):妊娠後期
お腹の膨らみが服の上からでもだいぶわかるようになってきます。
この時期ではまだ逆子と診断されるケースは少ないです。
 |
 |
| 妊娠7ヶ月(妊娠24週~妊娠27週)のお腹真横 |
妊娠7ヶ月(妊娠24週~妊娠27週)のお腹斜め |
妊娠8ヶ月(妊娠28週~妊娠31週)、妊娠後期と呼ばれる時期です。
心臓や内臓などの器官はほぼ完成し頭が下の位置に下がりやすくなります。
まだこの時期ではお腹にスペースがあるため最も逆子がみつかりやすい時です。
この時期の逆子治療成功率は90%
 |
 |
| 妊娠8ヶ月(妊娠28週~妊娠31週)のお腹真横 |
妊娠8ヶ月(妊娠28週~妊娠31週)のお腹正面 |
逆子治療などは妊婦さんにとって悩みの1つですが、一番大事なことがあります。
それは、無事に赤ちゃんを出産することです。
不妊治療の末、妊娠できても、気をつけないと流産する可能性があります。
妊娠したのにつわりがひどくて栄養失調になったり、が妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)になることもあります。また、出産予定日なのに赤ちゃんがおりてこないで陣痛が始まらない人もいます。
妊娠して出産するまでの過程は様々なトラブル、困難がありますが、それらに打ち勝って初めて赤ちゃんと対面できる喜びは今までの苦労を吹き飛ばしてくれます。
極端にいえば逆子が治らなくても無事出産できれば逆子のまま生まれてきてもそれは安産です。
無事出産することを第一において逆子の治療に専念した方が逆子が治る確率もあがります。
不安なことはたくさんありますが、大きな心で赤ちゃんを迎える準備をしましょう。