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Q.何で便秘になるのですか?

最も多く考えられる原因は「食事内容」にあります。

朝ごはんをちゃんと食べていますか?
穀物(食物繊維)・野菜・果物の摂取量は不足していませんか?
水分は十分に補給していますか?

また、排便を我慢することで便秘になることもあります。
排便を我慢するのは、肛門痛や下血を怖がっている時や、排便トレーニングを行っている時、小学校へ行きだしてトイレで排便が出来ない時などが考えられます。

もともと子供は感受性が豊かなため、親戚に会った、クラスが変わったなどちょっとした環境の変化が精神的ストレスとなり、結果として便秘になってしまいます。
また、普段から神経質な子は毎日がその連続になるため、より便秘がちになりやすいのです。

その他、塾や長時間のテレビゲームなど運動不足によって腸の動きが悪化し、便秘になることも考えられます。
また、小児の腸は大人に比べまっすぐであり、一度便が詰まるとそれ以後も詰まりやすくなるため、結果として便秘を引き起こしやすいのです。

Q.子どもに便秘薬を服用させてもいいですか?

排便が数日間なく、必要であれば浣腸や軟らかい便が出る軟化剤を使用してもいいでしょう。
その時は、大人と同じ量を服用させず、必ず医師・薬剤師に相談して下さい。

Q.どんな食事を摂らせたらいいですか?

食物繊維の摂れる果物・野菜・穀物をとることで便秘は改善されていきます。
また、食物繊維ばかり摂取していてはお腹のなかで膨張してしまうため、適度な水分補給も心がけて下さい。

Q.何日間排便がなかったら便秘なのですか?

子どもでは、排便が5日以上ない場合、便が硬く排便時に痛みがある場合、おむつや便に血液が付着している場合を便秘といいます。
基本的に、排便回数が少なく、硬くて乾いた便が出る状態のことです。

Q.どんな色・硬さのウンチがいいのですか?

月齢や年齢、ミルクや母乳、食事内容などによってさまざまに変わりますが、母乳で育っている子は黄土色で軟らかいものです。
この黄色は胆汁に含まれるビリルビンという色素の色です。この色素が腸の中で空気に触れると酸化されてビリベルジンという緑色の色素ができ、便が緑色になります。

緑便は便の回数が少ない時や空気をたくさん飲み込んだ場合などによく見られますが、病気ではありません。

生後3ヶ月目のお子さんのウンチ
生後3ヶ月目のお子さんのウンチ
生後4ヶ月目のお子さんのウンチ
生後4ヶ月目のお子さんのウンチ

Q.離乳食をはじめたら、どんな色・硬さのウンチがいいのですか?

食事内容にもよりますが、、離乳食が始まる5か月ごろには消化能力も高まり、軟らかく暗褐色をしたウンチが一番理想的です。
時々、便の中に白い小さな粒が混ざることがありますが、これは消化されない脂肪が排出されたものですから心配ありません。

生後9ヶ月目、胃腸風邪のお子さんのウンチ
生後9ヶ月目、胃腸風邪のお子さんのウンチ
生後11ヶ月目、離乳食のお子さんのウンチ
生後11ヶ月目、離乳食のお子さんのウンチ

Q.小児鍼でなぜ便秘が治るのですか?

小児鍼での便秘の治療は、その子一人一人によっても異なりますが、基本的にお腹・足などに治療をします。
お腹や足に刺激を加えることで今まで動きが思わしくなかった腸が活発に動き、排便を促すのです。

ほとんどの子は1〜2回の治療で一時的に症状が改善されます。
しかし、便秘体質の根本原因を改善しない限り便秘の症状が再発する可能性がありますので、症状が完全に落ち着くまで定期的に治療をするのが理想です。

ほとんどの子は1〜2回の治療で一時的に症状が改善されます。
しかし、便秘体質の根本原因を改善しない限り便秘の症状が再発する可能性がありますので、症状が完全に落ち着くまで定期的に治療をするのが理想です。

小児鍼で便秘が治る? 写真1
警戒心をなくすため、手に鍼をしてあやします
小児鍼で便秘が治る? 写真2
赤丸で囲っている部分が便秘に効果のあるツボです

Q.便秘にならないよう、生活で心がける事はありますか?

便秘は食物繊維不足や、食習慣の変化、脱水症、ストレス、運動不足などによっておこるため、食物繊維を多く含むものと、好きなものを一緒に摂らせてあげるなど工夫をし、水分補給を適度に行うことも重要です。

また、幼児では歩行し始めると腸の動きが活発になり、便秘が改善される子もいます。
さらに、決まった時間(食後5〜10分程度あと)で十分な時間トイレに座らせて排便訓練を行うと良いでしょう。
規則正しい排便習慣・生活習慣をつけることで、完全に排便ができる機会が持てるようになります。

Q.便秘がひどくなると病気になりますか?

排便が少なくなることでウンチが硬くなり、排便時に痛みが生じたり、出血し、いくら小さいお子さんでも痔になることがあります。
また、便秘が慣習化すると思春期の肌荒れやニキビの原因になったり、便秘による薬の常用化によって便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群を引き起こしたりすることもあります。

しっかりお子さんの声に耳を傾け、普段の行動を見ることが必要です。