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踊るシリーズの最新作に出演、柳葉敏郎さんが難聴を告白「左耳が98%聞こえない」
踊る大捜査線シリーズ待望の最新作映画
「生き続けるもの」 「敗れざる者」
で主演の柳葉敏郎さんが 11月2日放送のMBSテレビ「ごぶごぶ」にゲスト出演し、左耳が「98%聞こえない」と明かす場面がありました。
MCのダウンタウン浜田雅功さんとカラオケをする流れとなったが、「片耳が聞こえなくなってから、歌うのがつまんなくなってきちゃったんだ」と告白。
浜田さんが「え、そうなんですか」と聞くと、「こっち聞こえないの」と左耳に触れる。
「全くですか?」という浜田さんの質問に
「ほとんど、もう…98%聞こえない」と柳葉さんが答える。
浜田さんは「ええ?マジすか」と驚きの表情を見せていました。
耳が聞こえなくなる「難聴」には様々な原因があります。
番組では詳しく触れていませんが、一般的に片方の耳が聞こえなくなる病気として「突発性難聴」が代表的な病気として挙げられます。
突発性難聴は「ある日」「突然」「片方の耳が聞こえなくなる」病気です。
突発性難聴は、鼓膜の奥にある内耳と呼ばれる部分で、音を拾う器官で有毛細胞が損傷される病気です。
突発性難聴の治療では、はじめの数日から2週間ほどステロイド治療をおこないますが、ここで回復できない患者さんも少なくありません。
難聴が原因でステロイド治療をおこない、それでも聴力が回復できなかった時、病院での治療法は他にありません。
このような状況でも有効な治療法として、難聴専門の鍼灸治療があります。
もちろん、鍼灸治療でも、発病から1日でも早く治療を始めたほうが回復は良い傾向にあります。
難聴、突発性難聴と診断された時は、お早めに難聴専門の鍼灸治療をおこないましょう。
突発性難聴専門外来
コロナ後遺症に対するクリニックと鍼灸の連携
当院所属の全国鍼灸マッサージ協会と懇意にしている
コロナ後遺症の治療で有名なヒラハタクリニックの
平畑先生が協会会報誌に執筆されました
題名は
「コロナ後遺症に対する医科と鍼灸・マッサージの連携」
この中ではコロナ後遺症の治療で
鍼灸治療の重要性を解説してくれました
以下に文章引用します
~~~~~~~~~~
当院でもコロナ後遺症患者さんが急増していた段階から
コロナ後遺症に対する鍼灸治療をおこなってきました
コロナ後遺症の症状は感染したコロナの種類によっても
症状やその度合が異なり
患者さん一人ひとりに合わせて治療法を考える必要があります
現在でもコロナ後遺症でお悩みの方
お気軽にご相談ください
コロナ後遺症外来
抗がん剤の副作用を軽減させる鍼灸治療
抗がん剤の副作用を和らげ、患者さんの負担を減らす「支持療法」が進化しています。
というか、鍼灸業界では当たり前のことで、「がん」という病気を診るのではなく、患者さんを診る鍼灸治療は、なぜ、患者さんは苦痛に悩んでいるのか?その本質を探り治療する医学だからです。
今回ご紹介する「支持療法」とは、2024年9月28日付の日本経済新聞に掲載された記事
を題材にしています。
現在、2022年にがんで死亡した人は385,797人で、男性は25.1%(4人に1人)、
また、がん死亡数の順位は、1位肺がん、2位、大腸がん、3位胃がん、4位膵臓がん、5位肝臓がんとなっています。
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は2人に1人で、だれでも悪い意味で身近な病気といえるでしょう。
では、「がん」になった時、どのような治療がなされるのかというと、手術、ホルモン療法、抗がん剤、放射線等さまざまです。
ここでどの治療法にもいえることが、「副作用が大きい」ということです。
がんの治療には、少なからず副作用という問題に直面します。
副作用には
- 手術後の痛み
- 抗がん剤投与後のしびれ
- 倦怠感
- 吐き気
- 食欲不振
- 脱毛
などが主にあげられます。
今回の掲載記事では
と挙げられ、また抗がん剤の副作用に対する鍼灸治療は
と述べられています。
しかし、病院等の医療機関で鍼灸治療をおこなう際に問題もあります。それは
現行の保険制度では、はり・きゅうを抗がん剤治療と同時に受けると混合診療とみなされ、抗がん剤も含めた治療が全額自費となる
ということです。
これは以前からある問題で、がん患者さんが入院中は鍼灸治療が実質できない状態です。しかし、外出許可がおりて鍼灸院に来院される患者さんの場合、鍼灸治療だけ実費でおこなう方法で治療が可能となっていました。
鍼灸治療は、患者さん自身の免疫力、自然治癒力を高める医療です。
抗がん剤の副作用で苦しむ患者さん、手術後の痛みで苦しむ患者さん、白血球数が少なすぎて放射線療法ができない状態の患者さんに鍼灸治療をおこなうことができます。
「がん」で悩む患者さん、またはがんで患うご家族をお持ちの方には鍼灸治療という選択肢を覚えていただきたいです。
コロナ後遺症患者さんを襲う「クラッシュ」の実態
近年、未だに一年を通して拡大を続けるコロナ感染とその後遺症ですが、後遺症に関しては、何年も症状に苦しく患者さんも少なくありません。
コロナ後遺症で多い症状は、倦怠感や疲労感ですが、その中でも注意が必要なのが「Post-exertional malaise(PEM)」と呼ばれる「労作後倦怠感」です。
労作後倦怠感とは、運動など体を動かしてすぐに倦怠感があらわれるものではなく、
- 軽い労作後や、ストレスのあと、5時間~48時間後に急激に強い倦怠感他の症状が出てしまう状態。
- 近所への買い物や、パートナーとの喧嘩などの後、直後は大丈夫だが、その数時間後または翌日になってから、急激にだるくなる、などが典型的な症状。
といった特徴があります。
紛らわしいですが労作後倦怠感ではない症状は
- 毎日夕方になるとだるい
- 仕事などで体を動かした後、直後からずっとだるさが続く
- 1日ハードに働いた後、翌日にだるくなる
などの違いがあります。
また、労作後倦怠感がある時の注意点は
- 疲れることを絶対にしない
- 根性で頑張るのではなく、疲れないためにはどうしたらいいのか客観的に分析してもらう
ことがあげられます。
万が一、無理して運動や頭を使ってしまうと「クラッシュ」という症状があらわれてしまいます。
クラッシュが起きることで労作後倦怠感は、急激に悪化してしまいます。
クラッシュは、労作後倦怠感の悪化バージョンで、3日以上動けなくなってしまいます。
動けないとは、鉛を背負ったような、尋常ではない倦怠感を感じることで、この症状を感じたらクラッシュを疑います。
労作後倦怠感やクラッシュの治療法は、症状があらわれない程度の労作に留めることで、少しずつやれることを増やしてできることの底上げをすることです。
当院では、うつ病や双極性障害、自律神経失調症、起立性調節障害の専門治療もおこなっています。そのため、脳神経や自律神経の症状に合わせた最適な治療が可能です。
このようなことから、当院でのコロナ後遺症外来の治療は、ご自身ではできないレベルで、一人ひとりの症状の度合いに合わせて治療プランを組み立て、より早期に回復できるお手伝いをします。
40代からは要注意!?モスキート音も聞こえなくなる聴力低下と検査方法
最近のAC JAPAN 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会のCMをご存知でしょうか?
マッチこと近藤真彦さんがコンサートでファンの声が聞こえないことを表現している映像です。
ラジオCMでは
~~~~~~~~~~
近藤真彦さん:みんなぁ マッチでーす!
会場の皆さん:イエ~イ
近藤真彦さん:声が小さいなぁ。
会場の皆さん:イエ~イ
近藤真彦さん:まだまだぁ! 行くぜー!
会場の皆さん:イエ~イ
ナレーション:それ聞こえにくさのせいかも。
聞きかえし、聞き間違いが多くなったら
耳鼻科での聴力検査をおすすめします。
聞こえにくさを放っておくと
社会的孤立やうつ病、認知症につながるから。
近藤真彦さん:マッチ60歳。聴力検査、デビューします。
会場の皆さん:イエ~イ
会場のお1人:マッチ ステキ!
近藤真彦さん:よく聞こえません。もう1回!
会場の皆さん :受けている笑い声)
~~~~~~~~~~
- 声が小さく聞こえる
- 聞き返すことが増えた
このような症状は、聞こえが悪くなってきているサインです。
聞きかえし、聞き間違いが多くなったら聴力検査をしましょう。
身近なことで確認するには
- 換気扇の音やエアコンの動作音
- モスキート音
以上のような音は聞こえますか?
モスキート音とは、以前に話題になった、都会の地下鉄の階段や公園のトイレ周辺に設置された機械から流れる音で、モスキート=蚊の「プ~ン」という高い小さな音です。
年齢に伴う聴力低下の特徴は、特に40歳を過ぎた頃から2000Hzを堺に下がり始めやすいことです。
人間が聞き取れる周波数(音の高さ)は、20Hzから20,000Hzといわれています。
聴力低下は20代より徐々に始まり、自覚がないのが一般的で、年齢とともに周波数の高い音は徐々に聞きにくくなります。
モスキート音は、8000Hz、9000Hzなどかなり高い音になりますので、年令による聴力低下の度合いが顕著に出やすい音だと言えます。
普段の生活で、耳に入る音の刺激が少なくなると「うつ病」や「認知症」の原因へとつながります。
逆に、聴力を維持することができればいつまでも元気に楽しく生活することができます。
聞こえにくくなった時、病院での治療はありません。聴力低下が進むと、補聴器をつけるくらいです。
しかし、治療法、予防法が無いわけではありません。
当院の場合、突発性難聴など、難聴の治療を専門におこなっています。
難聴発症の原因、聴力低下の原因は、耳に栄養がいかなくなり機能が衰えてくる状態です。
耳に栄養を送るためには、首肩の凝りや緊張を改善し、耳に栄養をたくさん送ることが大前提です。
同時に耳に関連する血流循環を治療することで治療も予防も可能になります。
聴力低下は、20代から徐々に始まります。40代を過ぎると公私ともに忙しくなり疲れも取れにくくなります。
すでに中耳炎や突発性難聴、メニエール病等を経験の方は、早めに予防の聞こえ専門鍼灸治療をおすすめします。
熱なしコロナで拡大する後遺症
お盆前から新たにコロナ感染がひろがりましたね。また、今まで感染者が少ない地域に広がっている傾向も見られました。
この背景には、コロナだけでなく以下のような原因もあります。
- ヘルパンギーナ
- マイコプラズマ肺炎
- インフルエンザ
- 手足口病
以上のような、さまざまな感染症が混在しているのと同時に、コロナ感染自体が以前のように急激に発熱するのではなく、発熱しないいわゆる「熱なしコロナ」が多いこともあります。
熱が急激に上がらない→ 病院に行かないもしくは検査してもらえない
→ 隔離等警戒することをしない→ 感染が拡大する
といった行動になりやすいです。
先日ちょうど熱なしコロナについてテレビでも紹介していましたが
- 発熱しない
- 喉の痛みがある
- 咳が出る(たんが絡む咳)
- 鼻水が出る
といった症状がが特徴で、発熱と乾いた咳のマイコプラズマ肺炎や、すべての症状があらわれるインフルと区別されます。
心配なことは感染拡大だけではありません。
かぜや新型コロナなどの感染症は、発熱することで体で免疫反応がおこり、体を治そうとしてくれます。
しかし熱が出ないコロナ感染では、免疫反応がしっかりと起こってくれないため、体を治す働きができずにウイルスが長期間残ってしまいます。 その結果、コロナ後遺症があらわれやすくなります。
コロナ後遺症と呼ばれる症状には
- 倦怠感
- 抜け毛
- 咳が止まらない
- 味覚障害、嗅覚障害
などが挙げられますが、基本的に目に見えてわかる器質的異常ではなく、原因を診断できない機能障害なので確実な治療法がありません。
そんな時に治療の手助けとなるのが「鍼灸治療」です。
お灸は古くから伝わる東洋医学の治療法で、もぐさ(乾燥したヨモギの葉)を燃やし、その温かさを使ってツボを刺激します。
この刺激により身体の自然治癒力を引き出します。
お灸による温熱刺激は体内の血流を促進し、白血球などの免疫細胞の活動を活発にします。 これにより体の防御機能が高まり、病気に対する抵抗力が強くなります。
また、鍼灸治療は脳にも作用します。鍼灸治療は内因性オピオイド(エンドルフィンなど)の生成を促進します。これらの物質は痛みを和らげるだけでなく、マクロファージの活動を調整する作用もあります。エンドルフィンの分泌により、ストレスが軽減され、免疫系の働きが強化されます。
当院のコロナ後遺症外来について
コロナ後遺症の治療は予約優先制となっております。そのため、
・事前にご予約ください。予約時、「コロナ後遺症」とお伝えください。
・往診治療も対応しております。※対象者は、外来同様です。
注意点としまして、
・コロナ感染療養期間中の方の治療は、お断りしております。
・現在発熱している方は受け付けておりません。
・状態によっては、病院への受診をお勧めする場合があります。
コロナ後遺症リスクは3年後も残存する調査結果が出ました
世界規模で猛威をふるった新型コロナウイルス感染症ですが、とある研究機関の調査では、見逃せない結果が出ています。
新型コロナウイルスの感染は、多くの臓器系に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症を引き起こしますが、これらの後遺症のリスクに関する長期の追跡調査のデータは限られています。
この研究では、SARS-CoV-2の感染者群13万5161人と対照群520万6835人のコホートを米国退役軍人省のデータベースから構築し、3年間追跡して死亡とPASCによるリスクを推定しました
SARS-CoV-2に感染したものの入院しなかった患者では、死亡リスクの増加は感染後2年目には見られなくなり、PASCの発症リスクは感染後の3年間で低下した。それでも感染後3年目において、PASCによる障害調整生存年数(DALY:disability-adjusted life year)への影響が1000人当たり9.6年(95%信頼区間[CI]:0.4-18.7)となった。
一方、SARS-CoV-2の感染によって入院した患者において、感染後の3年間で死亡リスクは低下したが、感染後3年目でも対照群と比較すると有意に高いままだった。PASCの発症リスクは3年間で減少したが、3年目において1000人当たり90.0年のDALYへの影響をもたらしています。
以上から、COVID-19感染者では、時間の経過とともに死亡やPASCのリスクが減少していくが、感染によって入院した患者については、健康への悪影響が感染後3年目にも残存していることが示されました。
※参考文献:Cai M, et al. Three-year outcomes of post-acute sequelae of COVID-19. Nat Med. 2024;30(6):1564-73.
※PASCは、ネットでは、ロングCOVID(ロングコロナ)と呼ばれていますが論文ではPASCとも呼ばれることが多いようです。PASCは、SARS-CoV-2感染の急性後後遺症(postacute sequelae of SARS-CoV-2)の略語です。
※障害調整生存年数(Disability-Adjusted Life Year: DALY)は、健康状態を評価するための指標の一つです。簡単に言うと、DALYは病気や障害による健康損失を年数で表したものです。具体的には、次の2つの要素から構成されます:
- 早期死亡による損失年数:病気や障害で早く亡くなったことによる損失年数。
- 障害による損失年数:病気や障害を持ちながら生活することで失われた健康な年数。
DALYは、これらの2つの要素を合計することで算出されます。つまり、DALYが大きいほど、その病気や障害が個人や社会に与える負担が大きいことを意味します。
例えば、ある病気が原因で5年早く亡くなり、その前に10年間障害を持って生活した場合、その病気によるDALYは5年(早期死亡による損失年数)+10年(障害による損失年数)=15年となります。
このように、DALYは個人や集団の健康状態を数値化し、病気や障害の影響を総合的に評価するための重要な指標です。
※参考:令和元年~3年度厚生労働科学研究費補助金
(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)
「栄養政策等の社会保障費抑制効果の評価に向けた医療経済学的な基礎研究」
新型コロナの後遺症は罹患時から持続する症状と、回復した後、新たに出現する症状があります。
その中でも特に多いのが
となっております。
倦怠感などの後遺症を和らげる治療
調査結果の内容は詳しく理解するのが難しいと思いますが、要は、後遺症があらわれた時は、3年後でも症状が残ってしまうことがあるということです。
それでも、しょうがないと思い何もしないのも苦しいですし、治療法がないわけではありません。
コロナ後遺症の治療法では、鍼灸治療も有効な治療法の一つです。もともとコロナ後遺症の原因の一つは、サイトカインストームと呼ばれる強力な免疫反応を引き起こすことがあります。この免疫反応が、炎症や痛みをはじめとする後遺症を引き起こしていると考えられています。
鍼灸治療では、このような免疫反応を鎮め、症状に影響している自律神経の機能を活性化させることができるため、さまざまな後遺症の症状に対応できます。
当院のコロナ後遺症外来について
コロナ後遺症の治療は予約優先制となっております。そのため、
・事前にご予約ください。予約時、「コロナ後遺症」とお伝えください。
・往診治療も対応しております。※対象者は、外来同様です。
注意点としまして、
・コロナ感染療養期間中の方の治療は、お断りしております。
・現在発熱している方は受け付けておりません。
・状態によっては、病院への受診をお勧めする場合があります。
当院の感染症対策
・窓の開放や換気扇による開院時間中の常時換気をおこなっております。
・患者、スタッフともに院内でのマスクの着用を義務付けております。
・スタッフの手指洗浄・消毒をおこなっております。
こどもの難聴が急増しています!こんな時、治療はどうすればいいの?
子どもの難聴が急増していることをご存知ですか?
特にコロナ禍からの生活環境の変化で、免疫力の低下から発病してしまうことが多くみられます。
特に、インフルエンザやコロナ、RSウイルスに感染した後に難聴を発症するケースが増えています。
- 声掛けに反応しない
- 聞き直す
- 聞き間違える
などの変化が現れた時は要注意です。
どの程度聞こえているの?
一般的に難聴の症状があらわれた時、耳鼻科では聴力検査をします。
↑上のイラストは聴力検査で聞こえの程度をあらわしたものです。
左側縦の数字が音の大きさで、「0(上)」に近いほど小さい音でも聞こえています。
下の横に並んでいる数字は、音の高さをあらわしていて、数字が小さいほど低い音、数字が大きいと高い音を聞いたときの反応を示しています。
「◯」は右側の耳の検査結果をあらわしていて、例えば、上のイラストでは、右耳で250Hzの音を出した時、聞き取れる大きさは75dBという大きな音を出さないと聞こえていないということになります。
子ども難聴専門の鍼灸治療
子どもの聞こえの変化に気が付き、耳鼻科を受診した場合、年齢にもよりますが、聴力検査をします。そして、聴力が低下した時に行う治療は、ステロイドが第一選択となる場合が多いです。
しかし、ステロイドを使用しても回復しなかった場合は、効果的な治療法がなくなってしまいます。
このような状況の時に活用できるのが、「子ども難聴専門」の鍼灸治療です。
子ども難聴専門の鍼灸治療では、ほとんどが刺さない鍼を使用し、全身の自律神経機能を整え回復力を高めながら耳自体の治療をおこないます。
鍼灸治療するとどうなるの?
↑上のイラストは、実際の患者さんの治療経過です。
H21年7月に右突発性難聴を発症、8月の検査ではほとんど全部の音が聞こえていない状態でした。病院に入院し、ステロイド点滴治療をおこないましたが回復せずに、経過観察のみの治療に変更され、他に治療法はないのかと探して当院へ来院されました。
当院での治療を8月に開始し、週2回の治療をおこなっていました。イラストは日時が間違っていますが、11月の耳鼻科受診時に聴力検査をおこなったところ、音全域で大幅な回復があり、そのまま鍼灸治療を継続、翌年4月の診察日の検査ではさらに回復する結果となりました。
患者さんすべてがこのような劇的な改善するとは限りませんが、もともと薬が聞きにくい難聴治療の場合は、体の治癒力を高める鍼灸治療がより効果的になります。
お子さんの難聴に気がついた時は、お早めにご相談ください。
冬の抜け毛にご用心!女性の抜け毛治療
最近、白髪や抜け毛が気になりませんか?
髪の毛にコシがなくなり縮れてきていませんか?
女性の薄毛は、FAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれています。
女性の場合は頭髪全体が均一に薄くなるのが特徴で、びまん性脱毛症とも呼ばれます。
びまん性とは「広範囲に広がっている状態」という意味があり、男性のようにしっかりと抜けるのではなく、全体的に薄くなっていくという状態が多いです。
女性に一番多くみられる薄毛は、ルードウィッグ型で、生え際の後退はなく、頭の天辺から後頭部の範囲がびまん性に薄くなっていくタイプです。
次に多いのはクリスマスツリー型で、生え際から頭頂部の真ん中がクリスマスツリー状に左右枝を広げたように薄くなっていくタイプです。
薄毛に対する鍼灸治療
東洋医学では、髪の毛のことを「血の余り」と呼んでいます。血液に十分な余裕があれば髪の毛まで栄養が行き渡り、髪が健康に育つからです。
食事などで取り込んだ栄養は、生命維持の優先度の高い箇所から行き渡ります。そのため髪の毛など命に影響のない場所は、供給される栄養が手薄になります。その結果、髪の毛の抜け毛や薄毛に繋がります。
比較的若い女性に多い「血虚」タイプ
「血の余り」と呼ばれている髪の毛ですが、逆に血が足りないと薄毛につながります。このことを東洋医学では「血虚」と呼んでいます。現代で言うところの貧血に近いです。
血虚の状態にあると、立ちくらみがしたり、足がつりやすくなったり、目が霞むといった症状があらわれます。
出産後や更年期くらいから多くなる「腎虚」タイプ
東洋医学では、髪は「腎の華」とも呼ばれます。腎とは、腎精すなわち生命力そのものです。生命力とは、親から受け継いだ先天の精と、食事や呼吸で補っている後天の精があります。ということは、遺伝的な先天の薄毛と、疲労、ストレス、不摂生からくる薄毛や、老化からくる後天の薄毛があるということです。これらの薄毛になることを腎が足りない、足りなくなっている腎虚の薄毛と判別しています。分娩後脱毛など女性の薄毛は腎虚タイプが多いです。また、腎虚は血虚より薄毛の症状が重いです。
鍼灸治療は「局所+体質改善」ができる優れた抜け毛治療です
薄毛に対する鍼灸治療は、患者さんの体質(現在の状態)を考慮して、一人ひとりに合わせた治療方針を組み立てます。この治療をおこなうことで、ストレスや不摂生から乱れてしまった自律神経や女性ホルモンのバランスも整い、体質改善しやすく確実に発毛、育毛できる頭皮の環境が整います。
また、薄毛にとって必要なことは、体質改善ですが、頭皮の毛根部に直接治療をおこなうこともあります。髪の成長に重要な毛根部に鍼灸治療で直接アプローチすることで、発毛、育毛のスピードは飛躍的に早くなります。
鍼灸治療のメリットは、東洋医学的な考え方の治療と、現代医療的な考え方の両方をおこなうことができることです。
- 洗髪時や乾かす時に抜け毛が増えた
- 髪の毛が細くなってきた
- 髪が弱り髪型が決まらない
- 地肌が見えるようになってきた
- 出産後から抜け毛が目立つ
- 薬の副作用で毛が抜けてきた
- 無理なダイエットで抜け毛が始まった
このような抜け毛は、お気軽にご相談ください。
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