カテゴリ
- 舌痛症:口腔内灼熱症候群 (2)
- コロナ後遺症 (8)
- 斜視・複視・色覚異常 (3)
- 乾燥性皮膚炎 (1)
- アトピー (1)
- いぼ痔・切れ痔 (1)
- 帯状疱疹 (1)
- ホスピス緩和ケア (2)
- ぜんそく (2)
- 蕁麻疹 (2)
- 新着情報 (4)
- 朝起きれない起立性調節障害 (3)
- 再生医療 (2)
- 線維筋痛症 (1)
- 腰痛 (1)
- 小児鍼 (4)
- 鍼灸治療 (4)
- 頭痛・片頭痛 (2)
- 円形脱毛症・薄毛 (3)
- 腰痛・神経痛 (1)
- めまい・メニエール病 (5)
- 突発性難聴 (12)
- 不妊症 (4)
- 生理痛 (2)
- スポーツ障害 (3)
- 陣痛促進 (3)
- 逆子 (6)
- イベントのお知らせ (15)
- 顔面神経麻痺 (6)
- 休診のお知らせ (2)
月別 アーカイブ
- 2024年11月 (1)
- 2024年10月 (2)
- 2024年9月 (2)
- 2024年8月 (1)
- 2024年7月 (1)
- 2024年4月 (1)
- 2023年12月 (1)
- 2023年11月 (1)
- 2023年7月 (1)
- 2023年6月 (1)
- 2023年4月 (1)
- 2023年3月 (3)
- 2023年2月 (1)
- 2023年1月 (3)
- 2022年11月 (4)
- 2022年10月 (1)
- 2022年9月 (2)
- 2022年7月 (2)
- 2022年3月 (1)
- 2022年1月 (1)
- 2021年10月 (1)
- 2021年7月 (1)
- 2021年5月 (3)
- 2021年4月 (6)
- 2021年3月 (3)
- 2021年1月 (2)
- 2020年12月 (1)
- 2020年11月 (4)
- 2020年10月 (3)
- 2020年9月 (5)
- 2020年8月 (3)
- 2020年7月 (1)
- 2020年6月 (2)
- 2020年4月 (1)
- 2020年3月 (1)
- 2020年2月 (3)
- 2020年1月 (3)
- 2019年12月 (11)
- 2019年11月 (1)
- 2019年10月 (2)
- 2019年9月 (2)
- 2019年8月 (6)
- 2019年6月 (4)
- 2019年5月 (1)
最近のエントリー
ブログ : 2020年12月
我慢できないかゆみのアトピー治療法
アトピー性皮膚炎の患者さんにとって最もつらいのは、とにかく痒いということです。
痒くてかきむしってしまった結果、湿疹や傷ができてしまうと、炎症がさらに悪化してしまうという悪循環にもなります。
症状のひどい時、痒くて夜も眠れないような時は、ステロイド等を使用して、まずは痒いという症状を抑えてあげることが必要です。
もうひとつ重要なことは、ステロイドに依存しないということ。 ステロイドを使うことで炎症を抑えることができますが、対症療法でしかありません。
ステロイド自体がアトピー性皮膚炎を治しているわけではないのです。
そこで、一番大切なことは、アトピーはアレルギー体質が原因ですから、体質そのものを変えてあげることです。
アトピー患者さんの体は全般的に副交感神経の過剰亢進という体質を持ちながら、同時に交感神経の過剰亢進も抱えた、複雑な身体になってしまっています。そして、この体質を変える方法として、鍼灸治療があります。
また東洋医学ではアトピーによる皮膚症状は、自然界にあるエネルギー(風・湿・熱)が、体内に侵入し、身体によくない邪気(風邪・湿邪・熱邪)として影響するからと考えます。
なかでも、臓腑の「肺」と「脾(ひ)」に邪が入り込むことにより、皮膚に潤いを与えている水分(津液しんえき)がうまく行き渡らなくなって自然な潤いを失い、アトピー性皮膚炎特有の皮膚の痒みや乾燥、ジュクジュクが起こると考えるのです。
鍼灸治療のメリットは複数あり、体の余分な熱やかゆみ、皮膚の乾燥を軽減、免疫、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを整えること、アトピーを含むアレルギーで問題となるIgA、IgE、好酸球などの値を正常に戻すことを得意としています。
この鍼灸治療を継続することで皮膚の再生力は高まり、アレルギー反応が出にくくなってきますので、アトピー症状に悩むことなく楽に過ごせるようになります。
上の写真は、アトピー悪化とステロイドの副作用で非常に強いかゆみと色素沈着、紅斑、浸出液がある中学3年生の足です。
ステロイドをやめ、週一回の鍼灸治療のみ(保湿としてワセリンを塗るときもあります)で下の写真のように変化しました。
現在、アトピーの治療にステロイドを使用している方は、塗る体の部位、重症度合いによってステロイドの強さを変えているか確認して下さい。
症状がひどい時はステロイドを塗りながらの鍼灸治療でも良いと思います。
初めからすべての薬を断つことはとても大変なことです。
アトピーでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。
1
« 2020年11月 | メインページ | アーカイブ | 2021年1月 »