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ブログ : 朝起きれない起立性調節障害: 2020年2月
朝起きれない起立性調節障害の対処法
不登校の原因は、お子さん一人ひとりによって異なります。
その中でも、お子さん本人の体に原因のある、たちくらみや失神、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つ「起立性調節障害」は、適切な治療が必要となり、回復する病気です。起立性調節障害は、鍼灸治療で改善されます。
起立性調節障害は、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。
主に小学生中学年から中学生の思春期前後の小児に多く見られ、起立時にめまい、動悸、失神などが起きる自律神経の機能失調です。
はじめは、午前中は調子が悪く、脳に十分血液が通わないため、授業や仕事に集中出来ないことが多いですが、夕方には回復するため、「怠け病」と扱われて辛い思いをすることもあります。
また、朝起きれない、頭が痛い、学校に行きたくないなど「いじめかな?」ともとられるような不登校の症状ですが、本人の意志とは無関係にあらわれる症状です。れっきとした病気なので治療が必要となります。
起立性調節障害の多くは、自律神経に関係する末梢血管交感神経活動が低下してしまう病気です。
一般的に、自律神経系障害の病気には対症療法として
・血圧を上げる薬
・抗てんかん薬
などを処方されますが根本的な治療にはなりません。
起立性調節障害の原因である、末梢血管交感神経活動の低下を改善するには鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療では、患者さんの年齢、感受性に合わせて、刺さない鍼(小児鍼)を使用することが多いです。
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