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2012/3/10 アカデミーにて顔面神経麻痺に関しての講義をしました。

2012年3月10日
事業協同組合 全国鍼灸マッサージ師協会 が主催する

東洋医療臨床技術大学校アカデミー にて
剛鍼灸院 院長:岩ヶ谷 広晃がハント症候群やベル麻痺まど、顔面神経麻痺に関する基礎知識と鍼灸治療の講義をしました。


耳鼻科領域の疾患は、突発性難聴、メニエール病など、耳鳴りやめまい、難聴の症状が現れるものだけではなく、顔面神経領域も含まれます。
この顔面神経は、運動神経だけでなく、味覚や聴覚にも影響を及ぼしてしまうため、臨床の場では重要となる知識となります。
代表的な疾患としては、顔面神経麻痺のみが生じるベル麻痺や、帯状疱疹、難聴を併発するハント症候群が鍼灸院の現場では大半を占めます。
まずは、顔面神経に関係する解剖学の解説と、生理学の解説、その中でも骨格筋と表情筋の違いや、新しく公開された顔面神経麻痺のガイドラインと、鍼灸治療の立ち位置を解説しました。
各論では、実際の症状から、鑑別方法と、医療機関での治療法、予後の推定、や注意点、ガイドラインに沿った、発症からの経過、重症度による違いを説明しました。
顔面神経麻痺は、審美的な観点からも、特に女性の患者さんにとっては注意が必要になります。
麻痺が現れている顔を見られたくないばかりに、受診が遅れるケースも少なくありません。
現在の状態を説明、これから起こりうる症状の変化を患者さんに説明し、治療の必要性を理解していただかなければなりません。


鍼灸治療では、ガイドライン上、治らないとされている固定の時期に入っても、改善されるケース、治療法があります。正しい知識と、正しい技術さえ備わっていれば、笑顔が戻る患者さんも増えていきます。
患者さんの将来を考え、私たちにできることを最大限行っていかなければなりません。
すべては患者さんのために。



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