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顔面神経麻痺の後遺症を治療するには
顔面神経麻痺の症状が重度の場合、
後遺症が残ることがあります。
顔面神経麻痺のガイドラインでは
ENoG値 < 40% では、
神経断裂繊維を含んでいることから迷入再生が起こります。
再生繊維が表情筋に到達し始めるのは3〜4ヶ月、
すでにこの間に迷入再生は進行しているとかんがえられています。
顔面神経麻痺の後遺症には、
- 病的共同運動
- 顔面の拘縮
- ケイレン
- ワニの涙
- アブミ骨筋性耳鳴り
などがあり
麻痺発症6ヶ月頃から
自覚症状としてあらわれることが多いです。
病的共同運動とは、
後遺症の中で最もみられる症状で、
会話や食事中に口の動きと同時に
まぶたがぱちぱちと動いてしまう、
またはその逆に、目を閉じようとしたときに
口元が一緒に動いてしまう現象です。
これは、神経再生時に、隣接する
神経線維が誤ってつながれてしまうこと
(迷入再生)により過誤支配が起こるからです。
一度迷入再生がおこってしまうと
神経をもとに戻すことは不可能です。
まずは極力過誤支配を起こさせないように
顔面神経麻痺になったら適切な治療をすること
そして、後遺症があらわれてしまったら
症状があらわれにくくすることも鍼灸治療では可能です。
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