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信号機が二重に見えて車を運転できない時の治療法
物を見る時、正常な場合は右の目玉と左の目玉が同じものを見ようとして一点に焦点を合わせるために同期して動くものです。
しかし、眼球を動かす一部の筋肉が麻痺等を起してしまうと、焦点を合わせようとしても、同期せず、右と左でバラバラな動きを起こしてしまい、物が二重に見えてしまいます(複視)。寄り目をしたことがある人はご存知かと思いますが、寄り目をすると目に入るものは二重に見えてしまうものです。
例えば、麻痺した方の外側の下を見た時にだけ二重に見えてしまいます。
症状がひどいと、まっすぐ向いていても焦点が合わない、他人が麻痺をおこした患者さんを見た時に、麻痺した方の目だけ寄っているように見えます(斜視)。
複視の原因は、事故などの外傷、顔面神経麻痺などに多い感染症、そして近年ではコロナ禍におけるパソコンやスマホなど近距離で長時間焦点を合わせていることが原因で起こるものが多々あります。
一般的に薬などの治療ではなかなか回復しません。
そんな時に効果がある治療が鍼灸です。
鍼やお灸といっても目玉におこなうのではなく、目に関係する首や手、そしてまぶたの周りに治療をおこないます。
症状が慢性的に固定するとなかなか回復しなくなります。
気がついたら1日でも早く専門的な眼科鍼灸をおこないましょう