症状別Q&A 9ページ目

同じ不調ばかり繰り返しますが、体質改善したら良くなりますか?

鍼灸治療の原則に標治(ひょうち)と本治(ほんち)という言葉があります。
東洋医学で使われる言葉ですので、あまり耳にしたことがないかもしれません。
分かりやすく言うと、病気の原因を「本」、それによって引き起こされる症状を「標」と言います。
本治はその病気になっている原因を体質から治す治療、標治は出ている症状を良くする治療です。
どちらも治さなければいけないものですよね。

この治療の考え方は草取りと同じで、草取りの時に草の根っこを抜かなければ、しばらくして再び生えてきます。
反対に草の部分が大きくなりすぎて作業しづらい時は草の部分を刈ってから根を引き抜く方がスムーズに進む場合もあります。
この形を医療に当てはめると、西洋医学は対症療法(標治)が多く、鍼灸治療は対症療法(標治)だけでなく病気に陥ってしまった原因に対処すること(本治)も得意です。
 
風邪を例に出すと
西洋医学:咳や熱などの出ている症状を薬で抑え、体が回復するのを待つ→標治
東洋医学:鍼灸治療をして風邪症状の標治だけでなく、風邪を引くほど弱ってしまった身体を回復させて病気に打ち勝つ身体にすること→本治
というように鍼灸治療には標治と本治双方に期待できます。
鍼灸は昔から人々が持つ自然治癒力を高めて自分の身体を自分自身で治す手助けをしているのです。
 

鍼灸院は整体や接骨院とは何が違うの?

整体は医療系の資格を持っておらず、保健所に登録していない方がおこなっているものです。 接骨院は打撲や捻挫や骨折など、けがの治療をする資格で病気の治療ではありません。 一方、鍼灸は体の表面から内部まで、自然治癒力を引き出して病気の治療をする資格です。

夜中にぎっくり腰になりました。治療してもらえますか?

夜間や休日にぎっくり腰やめまい、ぜんそくなど急な症状が現れたときでも緊急連絡先にご連絡いただければ、対応することもできます。

豊川、蒲郡、新城、豊橋、豊田、岡崎、田原の地域で対応しております。患者さんの症状が動くことができない状態であれば往診でも対応しています。治療の際は休日料金や往診料金が別途かかります。

鍼灸院にお得な割引などはありますか?

当院はリラクゼーションと違い保健所登録をしている治療目的の鍼灸院です。そのため回数券、及び割引クーポン券は、法律上禁止されているため取り扱っておりません。

鍼灸院でサプリメントは販売していますか?

サプリメントや健康器具などの販売はしておりません。

逆子に効く鍼灸治療はありますか?


当院グループは、平成元年より婦人科領域の専門治療をおこなっています。
もちろん、逆子のお悩みに対応しています。
逆子の治療には、一定年数逆子を含めた妊婦さんの治療を経験した専門の鍼灸師が対応させていただきます。

逆子に対する鍼灸治療は、まずお腹の状態(赤ちゃん)がどんな向きにいるのか、羊水の量が安定しているのか、お腹の張りが強くないのかなどしっかり鍼灸治療に必要な診断をしてから状態と治療方針をご説明してから治療にはいります。

逆子と診断されたらいつから鍼灸治療したらいいですか?


逆子に対する鍼灸治療はいつからでも可能です。
目安は妊娠28週以降となります。
ただし、週数が過ぎるほど逆子が治る確率は低くなってきます。
逆子と診断されたときはお早めにご相談ください。

逆子と診断された妊婦さんに鍼治療しても大丈夫ですか?

もちろん大丈夫です。
妊娠中のトラブルは様々です。
つわり、肩こり、腰痛からはじまり逆子や切迫流産まで鍼灸治療で対応できます。
当院グループでは、産婦人科領域の専門治療に従事した鍼灸師が対応させていただきますので安心してご相談ください。

逆子に鍼灸が効くと知ったのですが、お腹の赤ちゃんに鍼をするのですか?

鍼灸の逆子治療は、主にお母さんの足首にあるお腹を柔らかくする「三陰交(さんいんこう)」というツボや、足先にあり、お灸をすると赤ちゃんが動く「至陰(しいん)」というツボを使います。

お腹を触って赤ちゃんの頭や足などの位置を確認することはありますが、赤ちゃんに直接鍼をすることはありませんので、ご安心ください。



こどもが朝起きれないのは病気ですか?

朝起きれなくて学校に行けないこどもは年々増加しています。
これは、自律神経障害の一つ、起立性調節障害かもしれません。

起立性調節障害は、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。
主に小学生中学年から中学生の思春期前後の小児に多く見られ、起立時にめまい、動悸、失神などが起きる自律神経の機能失調です。
 
はじめは、午前中は調子が悪く、脳に十分血液が通わないため、授業や仕事に集中出来ないことが多いですが、夕方には回復するため、「怠け病」と扱われて辛い思いをすることもあります。
また、朝起きれない、頭が痛い、学校に行きたくないなど「いじめかな?」ともとられるような不登校の症状ですが、本人の意志とは無関係にあらわれる症状です。れっきとした病気なので治療が必要となります。

起立性調節障害は、専門の鍼灸治療で改善します。

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